すねの骨 疲労骨折 高校1年生 バレーボール

  • 2020.01.13 Monday
  • 18:11

 

【来院までの経過】

週6回〜7回のバレーボールの練習で負担が積み重なり、数ヶ月前から痛みが出ていたが、練習を休まずに続けた結果、痛みが我慢できなくなり来院。歩きでも痛みが強く、休まざるを得ない状況まで悪化していました。

 

【検査・判断】

圧痛の強さと、練習量を聞いて、すぐに疲労骨折を疑いました。レントゲンではおそらく何も出ないだろうと判断し、MRI検査を勧めました。部活動を休まなければならないため本人は渋っていましたが、なんとか説得し検査に行ってもらいました。MRI上では骨の内部に炎症反応がありましたが、なぜか整形外科の診断は「骨膜炎」という骨の表面の炎症という診断でした。当院では「ほぼ確実に骨の中で炎症があり、それは骨髄浮腫といって、疲労骨折の一歩手前だから」と説明していました。MRIではその通りだったのですが、整形外科の先生から骨膜炎だよと言われてしまうと、本人も軽症だと思ってしまい、固定も松葉杖もせずに「部活を少し休んでみる」といい、来院しなくなってしまいました。

 

【疲労骨折とは】

疲労骨折とは、まず骨の内部の炎症から始まります。骨の内部は細い骨が張り巡らされており(骨梁)、空洞も多く存在するためやや強度が低いです。骨の表面付近は層状になっており、骨梁部より衝撃や負荷に強い構造になっています。スポーツ等で繰り返し負荷がかかると、まず骨梁部が損傷され炎症が起こります(骨髄浮腫)。骨梁の損傷が修復されないままスポーツを継続すると炎症が高まり、内部で出血します。出血が増えていくと、骨の表面付近の層状になっている骨の方にまで浸潤し、骨の表面まで強度が下がります。その頃には既に痛みがあるのですが、それでもスポーツを継続すると、骨表面も損傷が起こり、最終的には完全に折れてしまいます。このように骨の内部での炎症を放っておくと、ゆくゆくは疲労骨折に繋がります。そうなる前に予防のための休息やケアが必要です。

 

疲労骨折は防げます。指導者・親・選手自身がもう少し体のことを考え、パフォーマンスを上げるためにも、疲労を貯めずに効率の良い練習法を模索していくことが必要です。

 

 

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