怪我の治癒過程 2

  • 2018.12.25 Tuesday
  • 09:52

 

前回はみさわ整骨院で普段心がけていること、目指していること、

 

考え方をお伝えしました。「怪我の治癒過程1」

 

今回は怪我が治っていく過程を細胞レベルで説明したいと思います。

 

 

骨、靭帯、腱、筋肉など体の組織(細胞)が傷ついた時、

 

同時に血管も壊され出血し、血液が溜まり血腫(血の塊)になります。

 

血腫内には損傷した組織片、血球細胞などが充満し、

 

それらの死んだ細胞をマクロファージという細胞が食べて、

 

IL-1やTNF-αなどの炎症性サイトカインを放出し、炎症反応を起こします。

 

また治癒過程において必要な酸素や間葉系幹細胞(組織修復の元となる細胞)を

 

運べるように、受傷直後から血管や神経を新たに作り出します。

 

受傷から約3〜5日後になると、マクロファージが血腫内の死んだ細胞を食べつくすため、

 

マクロファージの量が減ってきます(炎症期がおわります)。

 

その後、損傷部を修復するために集まってきた、

 

間葉系幹細胞がそれぞれの組織に分化(変化)していき、

 

傷ついた組織の間を埋めていきます。この時期までに安静が保てず、

 

無理に動かしてしまったり、固定力が弱く損傷部が不安定だった場合、

 

炎症期が長引き、間葉系幹細胞が定着しないため治癒が遅れてしまいます。

 

受傷後5日〜1週間頃から、間葉系幹細胞が靭帯なら靭帯、

 

骨なら骨の組織になるために分化していきます。

 

受傷から2週間程で組織修復の元となる細胞はピークになり、

 

損傷部が安定してきます。間葉系幹細胞は体中に存在し、

 

その場所の組織にあわせて分化していきますが、

 

より早くより強い組織に分化させていくためには、

 

損傷部位に合わせたメカニカルストレス(機械的刺激)が必要になります。

 

骨であれば体重を支えるために縦方向への圧力、

 

靭帯や腱であれば引っ張られる力など、ただ闇雲に力を加えるわけではなく、

 

エコー観察装置などを使って、患部の治癒の経過をみながら、

 

メカニカルストレスの強さを徐々に増していき、

 

組織が修復した時には怪我をする前の強度に戻っているようにリハビリをおこないます。

 

みさわ整骨院では体の中で起こっている細胞の働きを理解したうえで

 

怪我の治療をおこなっています。

 

怪我以外にも慢性的な痛みや原因がわからない痛みも

 

問診と徒手検査、エコー観察装置を使い、

 

出来る限り、患者さんにもわかりやすく、

 

そして、科学的な治療をおこなうことを常に考えています。

 

 

夜9時まで受付

骨折・ねんざの専門整骨院

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