肉離れ(筋損傷)の治癒過程

  • 2019.01.07 Monday
  • 10:49

 

肉離れとは筋線維が傷ついた状態で、

 

主にスポーツ選手の太ももやふくらはぎの筋肉に発生することが多く、

 

筋肉にかかる負担(縮む力や伸ばされる力)

 

に耐えきれずに筋線維(筋細胞)が切れることで発生します。

 

受傷直後から受傷後2週間位までは、

 

骨折でも筋損傷でも靭帯損傷でもほとんど同じような経過を辿ります。

 

受傷後すぐに筋細胞とともに血管が傷つけられるため、

 

患部に血腫(出血した血液の塊)ができます。

 

その血腫の中には、傷ついた細胞片や血球細胞などが浮遊しています。

 

それら異物をマクロファージなどが食べて、

 

炎症反応を生じさせるサイトカイン(IL1、TNF-αなど)

 

を放出します。

 

受傷後5日くらいでマクロファージが患部の異物を食べ尽くし、

 

その結果炎症反応が収束します。

 

まだまだ炎症反応が盛んな受傷後3日頃より、

 

損傷部周辺では線維芽細胞が増殖していき、

 

2週間ほどで線維芽細胞の量がピークを迎えます。

 

線維芽細胞は細胞と細胞をくっつくける役割があります。

 

筋肉が修復するためには、損傷部に筋細胞が移動していく必要がありますが、

 

その筋細胞が移動するのに線維芽細胞(結合組織)

 

が足場として働くため、適切な量の線維芽細胞が増殖することが

 

重要になります。

 

もし損傷後2週間以内に固定が不十分で損傷部を動かしてしまうと、

 

線維芽細胞が異常に増殖してしまい、

 

逆に筋細胞の動きを悪くするため、筋の修復が遅くなったり、

 

正常な筋線維に戻らなくなってしまいます。

 

したがって、受傷直後からの患部の固定はとても大切です。

 

患部周辺では線維芽細胞が増殖するのと同時に、

 

筋細胞も増殖していきます。

 

筋線維を修復するための元ととなる細胞を筋衛星細胞といいます。

 

その筋衛星細胞は普段は筋細胞のまわりに不活性の形で存在しています。

 

筋細胞が傷つけられると、筋衛星細胞が活性化し、

 

筋芽細胞に分化(変化)します。

 

筋芽細胞は増殖していき筋細胞に分化します。

 

成熟した筋細胞は周囲の筋細胞と融合して、筋線維を形成したり、

 

または損傷部周辺の筋線維と融合し筋線維を修復します。

 

筋細胞が損傷部に移動するのに必要になってくるのが、

 

前述した線維芽細胞で、筋損傷の治癒には線維芽細胞と筋細胞が同時に増えて、

 

協力して働くことが重要になってきます。

 

みさわ整骨院では上記のように細胞レベルで怪我を考えて

 

患者さん一人一人の施術をおこなっています。

 

まだ科学的に証明されていないことも多く、

 

常に情報が更新していきます。

 

現時点での最新の情報を得て

 

それを患者さんに提供していきたいと思います。

 

 

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